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ベトナムでの複合機選び、実は「世界標準」とは少し違う

今回は、現地でビジネスを展開するなら知っておきたい、ベトナム複合機市場の「3つの事実」についてお伝えします。

 

1. 世界標準で見ると「売上」は新品、「台数」は中古

 

まず、グローバルな視点から市場を俯瞰してみましょう。一般的に、複合機市場は「金額」と「台数」で主役が入れ替わります。

 

売上高ベース(金額):新品が6075%を占める 新品は本体価格が高く、純正トナーや正規の保守サービスがセットになるため、メーカー側の売上の大部分はこちらから生まれます。

稼働台数ベース(ボリューム):中古が5070%を占める 一方で、実際に世界中のオフィスで「今、何台動いているか」という普及数で見ると、安価な中古機が過半数を超えているのが現実です。

このように、市場は「バリュー(価値)」と「ボリューム(量)」で異なる顔を持っています。

 

2. ベトナムでは「リユース機」が圧倒的な主役

 

この標準データを踏まえた上でベトナム市場に目を向けると、その独自性がさらに際立ちます。ベトナムでの稼働台数は、リユース(中古)機が6080%と、世界標準を大きく上回るシェアを誇っています。

 

なぜ、これほどまでにリユース機が選ばれるのでしょうか? それは、ベトナム独自の経済環境に理由があります。

中小企業(SME)の多さ: 初期投資を最小限に抑えたい企業が多いため。

高度なリフレッシュ技術: 日本や欧米からの型落ち品を、新品同様に整備して再流通させるエコシステムが確立されています。

 

レンタルの浸透: 「買う」よりも、月額固定で「借りる」文化が強く、その多くがリユース機で運用されています。

 

3. 新品とリユース、どちらを選ぶべきか?

 

この二重構造の中で、企業はどのように選択すれば良いのでしょうか。それぞれのターゲットとメリットを整理しました。

 

新品市場(シェア2040%

主なユーザー: 外資系企業(FDI)、政府機関、大手銀行。

メリット: 最新のセキュリティ、高品質な印刷、メーカーによる長期保守。

役割: 高度な信頼性が求められる「特定用途」に向いています。

 

リユース市場(シェア6080%

 

主なユーザー: 中小外資系企業、地場中小企業、スタートアップ。

メリット: 圧倒的な初期コスト削減。

動向: 「まずはコストを抑えて、浮いた資金を本業の成長に回す」という賢い選択として定着しています。

まとめ:リユース機が持つ「本当の魅力」

ここで、多くの企業が見落としがちなコストの分岐点について触れておきます。

 

実は、毎月の出力枚数が1万枚以上になる場合、リユース機はさらなる魅力を発揮します。

新品の場合、1万枚を超えると保守料金(カウンター料金等)がメーカー正規価格の影響で跳ね上がり、リユース機と比べて月々の支払いが2倍以上開くことも珍しくありません。

1万枚以上の出力があるなら、リユース機を選ぶことで毎月数万円のコストカットが可能。

その浮いた資金を、さらにビジネスを成長させるための原資に回す。

「リユースは低・中枚数向け」というイメージがあるかもしれませんが、実はコスト競争力の面では、一定以上のボリュームがある現場でこそ最強の選択肢となります。

 

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